<仮想通貨>不正アクセス被害3倍超 上半期605億円

警察庁は20日、ビットコインなどの仮想通貨が不正アクセスによって盗み出された被害は今年上半期(1~6月)に158件あり、前年同期の3倍超になったと発表した。1月に発覚した約580億円相当のNEM(ネム)流出を含め、被害総額は約605億円に達した。

被害に遭った通貨は19種類で、ビットコイン94件(被害額約8億6000万円)▽リップル42件(同15億2000万円)▽イーサリアム14件(同6100万円)--など。統計を取り始めた昨年の上半期の被害は計51件で、被害総額は約1億1500万円だった。

今年上半期の被害件数を月別にみると、前半の1~3月が8割近くを占め、後半は減少した。NEM流出事件を受けて金融庁が仮想通貨交換業者への行政指導を強化し、利用者の認証を厳格化した効果が出たとみられる。

警察庁によると、仮想通貨を盗む主な手口は、利用者のパソコンをウイルス感染させるなどしてIDとパスワードを盗み取り、利用者のアカウントから別のアカウントに通貨を移すものだった。ただ、通貨交換業者「コインチェック」からNEMが流出した事件は、同社のシステムが不正アクセスで操作されたとみられている。

その他のサイバー犯罪では、ネットに接続できるカメラや家電、ゲーム機などの「IoT機器」を標的とした攻撃が急増し、不正行為に悪用される被害が出ているという。

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