<個人情報>本物のパスワード記載「脅迫メール」が横行

本物のパスワード(PW)を記載し、「あなたの恥ずかしい動画を入手した」などと脅して仮想通貨での支払いを求める脅迫メールが横行している。交流サイト最大手の米フェイスブック(FB)などから大規模に流出した個人情報やPWが使われた可能性もあり、警察当局やセキュリティー団体は、要求に応じず、PWを変更するよう呼びかけている。

 

セキュリティー情報を発信する一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターなどによると、「仮想通貨を要求する脅迫メール」は、今夏ごろから複数パターンの英文が国内で流通し始め、9月からは日本語でも出現した。コンピューターウイルスを仕掛け乗っ取った▽ポルノを見ている姿を撮影した▽ばらまかれたくなければ、ビットコインを送金しろ--などと脅す内容が特徴だ。

メール送信者は何らかの方法で本物のPWを入手しており、各種ネットサービスからの流出が疑われるという。FBは利用者2900万人の個人情報が流出したと今月発表。9月に脅迫メールを受信した、コンピューターに詳しい横浜市の会社員(48)は「PWはFB用に数字4文字を入れていた。FBからの流出に間違いない」と話す。

ほかにも、大手交流サイトなどからの個人情報流出が続いており、米グーグルは、「グーグル+(プラス)」で最大50万人の個人情報が流出した可能性があると10月初旬に公表している。

国家資格「情報処理安全確保支援士」で、ワイズ情報技術サービス(大阪府泉大津市)社長の吉岡省吾さんが相談を受けた受信者も、交流サイト接続用だけに使っているPWが記載されていたという。「パソコン本体はウイルス感染していなかったため、交流サイトからの流出の可能性が高い。個人情報が漏えいすることを前提でネットサービスは使う必要がある。同様の脅迫メールを受信したら、早急なPW変更と、ウイルスチェックが必要」と警告する。

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