日産会見詳報(5)「クーデターではない」「日産とルノー兼務、無理があった」

--不正行為を働いたのは逮捕された2人だけか

「2人が首謀であることは内部調査で確認しているが、それ以外は捜査の関係もあるので控えたい」

--今回の件について、役員の反応は

「役員が知ったのは、つい先ほどだ。事の性質上、厳しく秘匿していた。(役員に対しては)『お取引先の皆さんが非常に心配していると思う』『従業員も不安に思っているから、役員が先頭に立って引っ張ろう』という話をした」

--日産の発表文は「私的流用」を挙げているが、逮捕容疑は金融商品取引法違反

「社内調査の結果は全部(検察に)報告している。刑事罰の対象についてはなかなか判断できなかったが、会社としてみれば、取締役の義務に大きく反することで、当然解任に値する。弁護士の意見も同様だ」

--不正はいつごろから

「今は言えないが、いずれ明らかにできると思います」

「長きにわたって、というところでしょうか」

--これだけ株主を裏切る行為をしていた場合、株主のお金を取り戻すという意味合いで告発するつもりはないか

「それに値する事案だと把握しているが、今の段階でどうこうするとはいえない」

--どういう形でカルロス・ゴーン容疑者に権力が集中し、今回の“クーデター”につながったのか

「調査の結果、不正が出て、除去する。『クーデター』という風に受け止めていただきたくはない」

「1人に権力が集中しているから起きたとはいえないが、誘因になっていたとは思う。公正なガバナンスをどう保つのかは大きな課題だ。長い間、ルノーと日産両方のCEO(最高経営責任者)を兼務していた時代もあり、やり方に無理があったと思う」

--同じく逮捕されたグレゴリー・ケリー代表取締役は社内でどんな立場にあったのか

「長年、ゴーンの側近としてさまざまな仕事をしてきた。ゴーンの権力を背景に相当な権力を持って社内をコントロールしてきたとは思う」

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