<滋賀>消費生活センターが偽サイト開設 トラブル回避狙い

不当な価格表示や誇大広告など、消費者トラブルになりそうな架空の「商品」を集めた偽の通販サイト「ネットの罠(わな)体験ショップ」を、滋賀県消費生活センターが開設した。「世界が認めたサプリ 初回100円」「オーガニックビーフ 今だけ半額」などの商品を掲載し、購入しようとすると注意書きが現れる。消費者がだまされないよう、しっかりとした「目」を養うのが狙いだ。


サイトには「キッチン・雑貨」「美容・化粧品」「健康食品」の3ジャンルに計12種類の「商品」があり、クリックすると、原材料名や価格がもっともらしく表示される。数量を選んで「カートに入れる」をクリックすると、選んだ商品がなぜ景品表示法や健康増進法などに違反・抵触しているかを解説するページに変わる。

サプリのページでは、4回の定期購入が条件で、2回目から9800円となることが小さく表示されており、オーガニックビーフでも「今だけ半額」の期間がいつなのか、明記されていない。解説ページでは「通常の価格で販売した実績があるのか疑ってみるべき」などとアドバイスしている。商品を「購入」するまではサイトについての詳しい説明がなく、本当にセンターによる偽サイトなのか、進むうちに不安になる作りになっている。

ネット通販は利用が急増する一方で、画面の細かい文言を確認しないまま進み、意思に反した購入契約をしたり、高額の請求を受けたりするケースもある。2017年度の消費者白書によると、ネット通販に関する相談は消費生活相談全体(約91万件)の26%に当たる約23万7000件で、初めて店舗購入での相談(約23万件)を上回った。

センターの佐藤根正毅所長は「何気なく利用しているネット通販に、落とし穴が潜んでいることを実感してもらいたい」と話している。サイトは滋賀県消費生活センターのホームページから閲覧可能。

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