30年待ち続けたドナルドへ贈り物 都内の女性「これからは2人で…」 クリスマスを前に思いやりの連鎖が

 30年ほど前に致道博物館(山形県鶴岡市)で落とし物として拾われ、職員が手編みの服を着せて保管し続けてきたドナルドダックのぬいぐるみ。ニュースとして取り上げられて話題となった後の今月21日、博物館に宅配便が届きました。中に入っていたのは、ガールフレンドであるデイジーダックのぬいぐるみでした。受け取った職員に話を聞きました。

【画像】同封の手書きメッセージはこちら。職員手編みの衣装を着たドナルドや、デイジーと向かい合う画像もきっかけはツイッター

 庄内藩酒井家の史料などを展示している致道博物館。話題になったきっかけは、今月7日の公式アカウントのツイートでした。

 ◇ ◇ ◇

 今日は30年前のお客様の忘れ物をご紹介します

 博物館駐車場に落ちていた あひる、、(笑)

 お洋服を編んであげたり お風呂に入れてあげたり

 去年 30年ぶりに服を編んであげて すっかりドナルドダックらしくなりましたよ

 30年経ったいまも 大事にお預かりしています「30年間ひとりぼっちだったドナルドへ」

 これまで落とし物としての問い合わせはなく、事務室の中で職員たちの席をあちこち移動しながら過ごしてきたドナルドのぬいぐるみ。

 手編みの衣装はすでに3着目に。今年の夏には全身を洗ってもらってピカピカになりました。

 このツイートがテレビなどで取り上げられると、「博物館の方々の心の温かさを感じる」「こういうニュースは本当に気持ちが温かくなる」といったコメントが寄せられました。

 そして今月21日、東京都内の女性から宅配便が届きました。宛先は「致道博物館ドナルドダック様」。

 段ボールを開けると、何重にも包装されたデイジーダックのぬいぐるみと、ポストカードが入っていました。

 ポストカードには「30年間ひとりぼっちだったドナルドへ これからはデイジーと2人仲良くね」と、手書きで記されていました。受け取った職員に聞きました

 届いたその日のうちに、致道博物館がツイートでこのことを紹介。仲良く並んだドナルドとデイジーや、ポストカードを写した画像を添付しました。

 この投稿に対して、「ちょっと感動して涙が」「こういうことあるとSNSって素敵だなって思います」といった声が寄せられ、リツイートは3万1千、いいねは6万2千を超えています。

 「ドナルドが着ているサンタの衣装は、デイジーが届いた日の朝に着せたばかりの職員手編みのものです。まさかこんなプレゼントが届くなんて」

 そう話すのは宅配便を受け取った職員です。

 はじめは「持ち主が現れたのかも」と思ったそうですが、箱の大きさや宛名から「もしかしてドナルドにプレゼントかも」と考えたそうです。

 クリスマスを前に、思いやりが思いやりを呼ぶ展開に。話題になったことを受けて、ドナルドとデイジーは博物館の受付に座っているそうです。

 「感謝の気持ちでいっぱいです。昭和生まれのドナルドと平成生まれのデイジーに会いに、ぜひ博物館にお越しください」

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください